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2012.08.24

岡田利規さん、佐藤まいみさんティム・エッチェルスさん、山田うんさんからの池田扶美代、『in pieces』へのレコメンドコメントUP

岡田利規[チェルフィッチュ主宰/劇作家/小説家]
僕はあるときから、自分の方法論を忠実に体現してくれる役者よりも、それを乱すような仕方で超えていく役者のほうが好きになりました。
そういう役者のほうがより作品に貢献してくれているというふうに、考えが変化したのです。この変化のきっかけとなったのは、ローザスで踊る池田扶美代さんを見たことでした。ローザスの理想主義のようなものを彼女が破壊していて、かつそのことによってローザスを力強いものにしているように、僕には感じられ、それが衝撃だったのです。



佐藤まいみ
[DanceDanceDance@YOKOHAMA2012ディレクター]

本作『in pieces』は『NINE FINGER』に続く池田扶美代の挑戦作である。イギリスの実験演劇人ティム・エッチェルスが演出/テキストを引き受けた。舞台上では一時間あまりを池田一人がすべてを演じる。シンプルなワンピース姿で身体全体を細やかに駆使し、人間のさまざまな思いや感情を表情豊かに見せてくれる。パワフルでエモーショナルなワンウーマンショウ!演劇人にもダンス人にも見て欲しい作品です。


ティム・エッチェルス
[フォースド・エンターテイメント アーティストディレクター]
池田扶美代の、動きと言葉の使い方が好きだ―言葉を並べたかと思うと取り去り、それが動きを曖昧なものにする。存在感を
自由に操り、空間のピンと張りつめた荒々しさを、一瞬にして、ほっとするような柔らかさに変容させる。そのやり方がたまらない。  動きと言葉の間の池田扶美代が好きだ…


山田うん[Co.山田うん主宰/振付家/ダンサー]
軽やかな身体で重厚な人間臭さを放つ扶美代さんのダンス。でも『in pieces』は何か間違っているような気がする。と同時に自分のソロダンスも全く同じ間違いをしていることに気付かされる。タイトルも、踊るかんじも、喋るかんじも、「数」や音楽を扱うかんじも、まるで自分が選択したみたいな間違え。私にはわかる。全然違う同じ間違いをしていることを。彼女が耳を澄ましている音楽のような世界が鮮やかに現れては消え、ドキドキしながらゴメンナサイと言いたくなる。

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