KAFE9 - KAAT

ARTIST

悪魔のしるし

新作公演「倒木図鑑」

2012.09.27 (THU) — 30 (SUN)
@大スタジオ

09.27 (THU)
······ 19:30
09.28 (FRI)
······ 19:30
09.29 (SAT)
······ 13:00 19:30
09.30 (SUN)
······ 13:00

※全ての回の終了後、アフターイベントあり。

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TICKET PROFILE
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悪魔のしるし

―主宰・危口の思いつきをメンバーたちが手探りで実現していった結果、演劇から建築、美術など多様な要素をもつ妙なパフォーマンス集団として注目される。通常の演劇公演では不問とされる瑣末な条件―参加者の個人的事情、劇場の使い勝手、芝居に対する通念や不文律―に対して過敏に反応し敢えて惨敗することで、これらの構造を逆照射するような手法をこれまで採ってきた。が、そろそろ限界かもしれない。
http://www.akumanoshirushi.com/

生まれる前から既に在って、そして自分が死んだあともずーっと残っていくんだろうなという事柄がこの世にはたくさんあります。国とか森とか街とか、あと、自分の名前もそんな事柄のひとつかも知れません。これら多くの事柄の中には、自分が生きてるうちに根絶やしにしたいような忌々しいものも無くはないのですが、それは他の誰かにとってはかけがえのない大事なものかも知れません。そう考えると何もできなくなってしまうのです。

構成・演出:危口統之 / 出演:明石竜也(watakushi-)、臼井梨恵(モモンガ・コンプレックス)、小田尚稔、菊川恵里佳、後藤ひかり、島田桃依(青年団)、高橋牧(時々自動)、森翔太、八木光太郎、ほか

ドラマターグ:中田博士 / 舞台装置:石川卓磨、大泉七奈子、濵田明李 / グラフィックデザイン:宮村ヤスヲ / 映像:荒木悠 / 写真:杉田大輔 / 舞台監督・照明・音響:tech@KAAT / 制作・広報:岡村滝尾(オカムラ&カンパニー)、金森香、田辺夕子 / 悪魔のしるし:山室毅聡、神尾歩

悪魔のしるしインタビュー

図でお客さんに
泣いてもらいます!(予定)

2012.07.25

KAFE9関連プレイベント・体験ワークショップ 「作品の創作現場に潜入?」

2012年8月8日(水)
KAAT ホール 舞台上
OPEN 19:00
定員:100名 /参加費:500円 もっと読む

2012.07.12

悪魔のしるしインタビュー 図でお客さんに泣いてもらいます!(予定)

マジメに取り組めば取り組むほど
従来の演劇フォーマットから遠ざかってしまう
ように見えるカンパニー悪魔のしるし。
今回もまた迷走しています。

インタビュー:伊藤ガビン 撮影:池田晶紀

——
まずいきなりで恐縮ですが、悪魔のしるしという劇団を知らない人、しかも演劇にそんなに興味もない人にわかるように、説明していただきたいんです。あ、その前に悪魔のしるしって劇団なんでしたっけ?(笑)
危口
ウチは固定の俳優がいなくて、演出家の僕と、各部門のスタッフだけなんで、劇団のテイを成してないんですが、時と場合によって、そう言った方が通りがいい時には劇団って言ったりしてますね。
——
悪魔のしるしは、異常に複雑な形の物体をギリギリ運びこむことができる建築物に入れるだけの「搬入プロジェクト」のシリーズや、素人さんがただ日本刀で斬られる役を延々する「百人斬り」とか、演劇の範疇に括り辛いことをたくさんやってますよね。でもいわゆるセリフのある「演劇」もある。
危口
実は僕、学生時代に演劇サークルにいたんですよ。その時は、ふつうに演劇でしたよ。劇団☆新感線とか野田秀樹みたいな感じの。
——
ああ、80年代の小劇場ブームの影響みたいな。
危口
走り回るやつです(笑)。
——
そういう素養みたいなものあったんですね……。でもいまの悪魔のしるしを見に行く感覚は、いわゆる「演劇」を見に行く感覚とずいぶん違うと思うんです。行事に参加しに行くような。
危口
はい。でも、行事参加のつもりが、自由行動の幅が狭くてお客さんがちょっと困るという。僕、さっき大学の時演劇やってたって言いましたけど、実際には演劇の作り方ちゃんとは勉強してないんですよね。しょせん学生のお遊びで。だからなんとなくでやってるんですけど、でも稽古とか大変でしょう。いや大変というより面倒くさい。いや面倒くさいとは思わないんだけど、怒鳴ったりする熱い演出家像! とかはムリなんで、つまり、できるだけ稽古しないで済む方法を考えたりしているわけです。そういうこと考えるのは楽しいんですよ。
——
それで出来上がったものを、どういう人が観ると楽しいんでしょうね。
危口
KAATが持ってるお客さんの層っていうのがあるとしたら、そういう人たちが来てくれると嬉しいですけど。
——
同じ時期には宮本亜門さんの「ウィズ〜オズの魔法使い〜」が上演されていますが。
危口
あ、そうそう、今回僕らのタイトルも「ウィズ〜オズの魔法使い〜」にしても大丈夫ですかね?

——
知りません(笑)。間違ってくるお客さん狙いですか?
危口
そういう人に見て欲しいです。
——
今回は、どちらかというと「演劇」らしいものになるんですか?
危口
はい。僕は、演劇観るの好きなんですよ。ちゃんと作ってるものが好きなんですね。でも自分が作るとなんかボンヤリしちゃうという。
——
ダメじゃないですか!(笑)
危口
なので今回は、ちゃんと演劇を作ってる人への憧れを利用して、なりきりプレイみたいな感じで作っていこうと思っています。
——
悪魔のしるしは、役者さんが非常に個性的な人が多いですよね。
危口
そういう珍獣みたいな人が大好きなんですよね。すごく動けて演技も上手な人よりも、そのまんまで出てくるだけで面白い素人さん的な人が好きなんで。でも本当に素のまま舞台に立ってもらってもダメで、素のままにいられるように工夫することが僕の仕事なんでしょう。昔の民家とかで、ありあわせの材料だけで造っちゃった家とかあるでしょう。建築家の存在しない家。そういうのに近いのかな。
——
でもそれは実際にやろうとすると、建築家不在の家を建築家が作ろうとするような転倒がおきますよね。
危口
そうですね、そういう面倒くささの中で作ってる。
——
建築の話が出ましたが、危口さんは今も建築関係の仕事をされているし、そもそもが横浜国大で建築を学ばれたわけですよね。
危口
そうです。高校出て大学に入った時から横浜にいますから、第二の故郷ですね。
——
その横浜で新作を発表するわけですが。
危口
今回の作品は、最初は横浜という場所を意識したものを考えてました。横浜っていうのは、日本で最初に西洋式の都市計画をした街なんですね。そのあたりをヒントにして、都市計画図から始まって「図」というものをすごく使って行こうかなと。
——
実際に図が舞台に出てくるわけですか?
危口
そう。お客さんが「図」を見て泣くみたいな(笑)。
——
え。
危口
セリフじゃなくて、例えば地図が投影された瞬間にお客さんが感動するみたいな、そういうシーンが作れたらいいと思ってます。ただ、今のところ地図よりも家系図の方が面白くなっちゃってるんですけど。
——
横浜関係なくなってないですか?(笑)
危口
まあ、どっちも図なんで。でも家系図に関する興味も、中華街のことを調べている間に湧いてきたものなんですよ。といっても中華街のことも演劇には登場しないかもしれませんが。
——
どっちなんですか。他に何か意気込みとかないんですか?
危口
今回、こんな立派な劇場でやるわけですけど、劇場の照明や音響をしっかり使える初めての経験になるんです。だからスタッフの人たちに協力してもらいつつ、2時間ほどのあいだ、お客さんに飽きられないようにしたいです。

TICKET

快快(FAIFAI) contact Gonzo 悪魔のしるし We dance 横浜 2012 池田扶美代 Co.山田うん 池田扶美代 x 山田うん Promenades blanches Bodies in urban spaces KAAT